コミケ終えてまた風邪ひいた、毎年冬コミケで風邪を引く…
寝ながらEp8を読み終えたのですが
うみねこはメタフィクションとして読むことが正しくて物語上の結末は嘘であり
メタフィクションとして読んだ場合別の真相が出てくるように思えました
Ep3~8を書いた原案が戦人である、と言う事が分かり
完全な真相を知ってるはずの戦人が偽書を大量に書き
真相を知っていながらEp3で自分は死んで犯人が絵羽とまで書いて
世の中に絵羽犯人説がはびこる原因を作っていた事が分かる
しかも絵羽が死んでウィッチハンターが留弗夫家犯人説を担ぎ出した途端に
絵羽日記を発表し引っ込めて火消しをしたり
物語でもウィッチハントは良くない事、と言う描写が増える事から
どうも戦人は真相を隠すために偽書を書いていた風に読める
現実の事件の背景としてはどうやら戦人とベアトは脱出したらしく
戦人が十八になったのと同様にベアトが19子になったように読める
また、二人が執筆者として合わさるとアウローラになり
アウは上位世界の物語も書き換えられる存在という事から
二人がうみねこ物語+上位世界全体の作者である事も分かる
ベアトの書では事件前に起こり得そうな可能性をボトルメールにしておいて
事件が起きた暁には真相にたどり着いてほしい、という意図があったようだが
やはり戦人の書では既に真相を知っていながら真相を隠すべく書いたように見える
Ep7の留弗夫霧江犯人物語は戦人にとって都合が悪いのではないだろうか?
とも思ったが問題なのは留弗夫家に推測が及ぶこと=戦人犯人説に至る事であって
留弗夫霧江が犯人と言う物語は別に書いても大丈夫と言う事か
7ではベアトが死んでいるし実際の真相ではベアト戦人は脱出しているので
7も真相とは違うという事だろう
7+絵羽が知らないところでベアトと戦人が脱出していた、と言う話なら
留弗夫霧江が犯人と思った絵羽が縁寿に真相を告げないのも分かるものの
戦人ベアトが主犯で全員を殺していて絵羽だけ殺し逃したと言う場合
縁寿を引き取って何も話さなかった絵羽という構図で大丈夫なのだろうか
絵羽は戦人が生きていたことを知らない方が都合がよさそうな感じはあるが
生きているのを知っていた場合、暗殺を常に気にしていたという事が
真相を知っている絵羽が生き残った戦人ベアトを警戒していた可能性と読むことも可能か?
アンチミステリーの定義として「ミステリーとして読み解けるのに真相を書かずに
物語内ではミステリーではなかったと否定しするメタフィクション作品である」というのがあるので
うみねこのなく頃には本来の意味で正しくアンチミステリーだった可能性がある
けれど本当にメタとして読むのが正しいのかについては
何らかの形で実際にはメタフィクション推理小説で真犯人がいたよ、程度には言わないと
最終話で執拗にミステリーとして読むなと物語を書いてしまう以上
普通の推理小説として読んでしまった場合に幻滅してしまうのではないだろうか
自分が同様なメタ推理として考えた事がある物にはEVEバーストエラーがあり
あの作品は主人公二人がそれぞれ別の視点で見ているので
犯人とされるある人物が犯罪を犯せない事に作中誰も気づかず、プレイヤーだけが
ザッピングで2人を同時に見ているので真犯人に気付くというお話と読み解けるのだけれど
作中の結末が嘘の結末と読む場合、実際にそういうメタ視点で読み解いていい話なのかどうか
考えすぎなのかという苦悩が付きまとうように思える、嘘の答だけ書いて真相を書かない訳ですし
本当にメタフィクションで嘘の結末を描いたのならば
難しいだろうけれどメタ推理として読み解いて良いという確証を得られるよう
うみねこの今後の展開でどうにか確約して欲しい
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