明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

そしてエピ6を終えました
たった一言の感想もネタばれになりそうなので追記

あれ?短くね?!
今回の通しでの感想はそれでした
第一の晩までが非常に長くてこのペースだと最後の晩まで
何時間かかるのかと思っていたらあっという間に終わりました

過去にうみねことGPM23の類似性についてちょっと書きましたが
その辺を踏襲したと思われる内容でした
それ自身もミスリード狙いなのかもしれませんけれど

GPM23について自分の考えていた芝村の取った手法というのは
一見掲示板で設定の照会を行っているように思わせて
その裏で掲示板で返事をするまでの時間差をつかった
後出しでの設定を構築する方法でした
一見後出しジャンケンであり有利に思えるその手法は
後出しで設定を出す事を許される代わりに過去の設定に縛られ続ける
しかし芝村はそのひっくり返し方も作りました

過去に出した設定に矛盾があっても、その矛盾に理由がある
その理由はすでに出した提示済みの設定から類推できる
だから「ただ後から出した出任せ」ではない

うみねこではまだ設定のひっくり返しは行われていないので
芝村の行った手法よりずっと厳しい後出しをし続けています
将来的に本当に詰まった場合は同様の手法が使われるかも?と
今回のバトラのエピソードを見てちょっと思いました

GPM23との類似性は魔術の理論にも見られます
努力して可能な範囲でしか魔法は使えないという文脈もそうですが
おそらく「読み手が読み解こうとする事が魔術の詠唱そのもの」で
結果魔法が発生する、うみねこという物語を読み解かせるという行為が
作者が作った魔術が完成するのに必要、という仕組みもなのではないかと
その解釈であればたとえばこのままある「残酷な解釈」を放り投げて提示し
読み手がその解釈を回避するために自らより良い解釈を唱えあう
そしてはっきりとした結果は与えない、が、読み手は自分の出した解釈が
作者の与えた正解を超えたとしても満足してしまう可能性がある
本来読み手は自分の解釈が裏切られる事を期待するのに、だ

ただ「残酷な解釈」も正しい解釈のひとつとして矛盾を孕まない必要がある
今のうみねこのまま、矛盾を孕まずにそう出来るだろうか
ただこの手法なら物語の大きな難関のひとつである読み手を超えなくてはいけない
という現在ネットで互いを補強しあう大きな読み手を崩せるのではないだろうか
芝村はこの手法を使う際にうみねこでいえば嘘の赤字を使える方法を編み出したが
うみねこはどうやって赤字をすべてクリアしようとするのだろうか

案外赤字は「愛があれば」矛盾を孕んでいてもOKとか言うかもしれないなと思った
それなら恐らく、その愛は読み手を残酷な解釈から守るために使われた
という事になるんじゃなかろうか、と思ったりしました
超解釈ですが推論は外れて馬鹿にされる事も込みでリスクを負っておかないと
楽しみが減ると思うので、一応書いておこうかと

そして物語のメタ解釈とは別に、エピ6でのいくつかモヤモヤとした
取っ掛かりのような引っ掛けに引っかかったような推理の種
第2の晩、戦人がどうやってあの密室から抜け出たか
6連密室のように物語り全体がミスリード狙いなのでは?と思ってひとつ
戦人とヱリカが共犯で戦人がヱリカに第1の晩の5人を殺させ
ヱリカが戦人を逃がした説、エピ6ヱリカ嘉音説とかで悩みたい
双子部屋の嘉音消失は部屋全員がグルでないと説明がつかない?
片方の窓の封印は確認していないというが、本当にそこから出たのか?
エピ5でヱリカは嘉音と紗音の二人を同時に見ていたか?
そして赤字で嘉音といった場合紗音とは別人だと言えるのか

今回の16の赤字で恐らく嘉音と紗音が同一人物という説が正しいんだろうけれど
エピ4の最後の赤字ラッシュで嘉音は嘉音であり替え玉ではないっぽい赤字が
あった気がするんでたぶんそれを回避する何かがある気もします
あと19年前の殺人の話を妹ベアが夏妃に振った時殺人が事実じゃなく
夏妃も知らない嘘ネタであったとしても通りそうなやりとりだったのも気になる
ベアトとジェシカはやっぱり同一人物なのか、楼座説は外れたっぽいですが
その書き方も微妙にあからさま過ぎてミスリード誘導にも見えてくる
どちらも左利き、19年前にバトラが言った台詞の相手がジェシカっぽい
ただしそうなるとジェシカとカノン同一説がどうなってくるのだろうか
本人を目の前に「ジェシカみたいな」下品で可能なら金髪蒼眼巨乳美女がタイプと
バトラが言うだろうか、聞いてたのは紗音という可能性も否定できない?
当時ジェシカを目の前にしてバトラが「お前」でなく「ジェシカ」と言うか?
19歳という年齢もジェシカを思わせつつ19年前の殺人で生まれた概念的可能性や
明かされてない?紗音の本当の年齢とかがあって19の可能性もあるし…
そして嘉哉と書いてヨシュアなんだろうか嘉音の名前は、実在しないのに?
ベアト・紗音・嘉音3人のうち2人が犠牲にならないと紗音がニンゲンにならない
というのが紗音ベアト嘉音同一説の魔法解釈でヒントなのではと思うと同時に
引っ掛けでありなんかいくつかの設定に引っ掛かりを感じずに居られません

新年最初の日記がこんな感じなのが象徴するように
非常にうみねこにはまっています
頑張ってネオランガネタも更新したいですね