例の方法

友人に聞いたら知らなかった程度で実は非常に有名な可能性があって
(この方法自体元々書籍から得た知識で前述のネタのように自分で考えたわけじゃないので)
すでに有名な事をまるで自分だけが知ってるかのように得意になってる可能性がある
だとしたらとても恥ずかしいのだが…

中学時代「例の方法」というのが仲間内で流行った
というか自分が仲間内に教えて流行らせたのだが
試験問題における解き方の方法論で

ある選択肢問題を作る際に、出題者は正答を知っており、そこから誤答を作るので
Aという正答、BCと言う誤答を用意した三択の場合、それらの関係は
clip_1 
というAからB,及びCを連想したツリー構造になる、だから回答の中で例えば

HTMLにおけるページでクリックするとページに移動する機能をなんと言うか
「ハイパージャンプ」「ハイパーリンク」「クイックリンク」

と三択があった場合、その中心にある選択肢
ハイパー と リンク が被る「ハイパーリンク」が正答である可能性が高い
という物だ、これは5択でも同様で
clip_2
の様に全体を見渡した時に中央と思われる要素Aが正答である可能性が高い

この方法は代々木ゼミナールで講師をしていた人が書いて
参考書ではなく一般文庫で売られていた本から得た知識で
これを書籍では「例の方法」としていた為、友人たちの間でも「例の方法」と呼ばれました
ちなみに友人に教えた時は「分からない問題をランダムで埋めるよりこの方法」
「例の方法と違った回答の場合よく見直す」と話しました、あくまで補助ですね

しかし残念な事に学校のテストでは非常に適用率が高かったこの方法ですが
公立試験やアチーブメントテストなどでは対策を取られたらしく
過去問では結構通用したものが近年の問題では通用しない事例が増えていました
(書籍が出ている位ですからそれなりに有名だったのでしょう)
つまり問題を作る時にA>B>Cと派生させてからあえてF<B>Eと作り
Bを正答に偽装するような作りやC<A>BからC>D>Eの様に
中央を判断出来ない作りにする問題が増えていました

ただ高校や大学で友人に話した際には誰も知らなかったし
その頃も学校のテスト程度ならこの方法が通用し続けたので
知ってる人は知って居るが知らない人は全く知らない類の物だったのだろうと思います