うーん

書き出すと止まらないし読んでも面白くない人が多そうだから
あんまり書かないで居たけれど
このままだと日本の排他的水域内に中国海軍が出るようになって
日本の漁船が拿捕拘束され危険であると近寄れなくなり
そのまま上陸制圧という竹島や南シナ海と同じ流れで実効支配されそう
愚痴だけ書いても面白くないので二次大戦の日中戦争のお話を書いてみる
自分の適当な歴史認識なので間違いも多そうですが

日本が盧溝橋事件から第二次上海事変あたりをうけて本格的な戦争に
踏み込んだ原因は日本側から見ると在中邦人の安全確保のためでした
第二次上海事変もドイツの軍事顧問と蒋介石が北支日本軍を排除するために
計画して上海租借の日本領への挑発攻撃を繰り返した中国側の戦闘が原因ですが
背景になる排日事件の原因の中国国民の反日感情は日本の拡大路線にありました

当時中国では外国人排斥運動が盛んで、特に日本は前の上海事変、満州事変と
済南事件や先駆けての一次大戦の敗戦処理の二十一か条の要求で反日感情が高く
邦人が上海租借や済南事件、通州事件などで被害を受けていました
その原因は中華政府の反日政策でありこれを打倒し親日政権を樹立すべし、との
方針を立てた日本が南京攻略によって蒋介石政府を倒そうとしたのが
日中戦争の切欠です

そもそも当時の中国は新市場として列強各国が食い物にしていた状態で
門戸開放政策という連合による機会均等として食いわけをしていた中で
遅れて立った列強の日本は取れる機会は独占すべしとの方針を立て
日清日露戦争で得た満州・遼東半島の既得権益を独占し
遼東半島の向かいである青島も一次大戦の敗戦処理でドイツから奪うことで
黄海から出る中国の船を遼東青島で封鎖できる状態にしようとしましたが
列強の三国干渉やパリ講和会議などをうけて権益の独占は出来ませんでした

この中国を巡る連合・アメリカとの確執が二次大戦を引き起こした原因になりました
二次大戦に日本が参戦した遠縁はパリ講和会議での人種差別撤廃案への反発で
この時の連合への不信感と権益への度重なる干渉が日本の世論に影響し
また直接的な二次大戦参戦の原因はアメリカイギリスオランダによる禁輸でした

日中戦争は上記の第二次上海事変、南京陥落後蒋介石が重慶へ隠遁すると
日本は勝ち続けてもただただ長く中国の奥へ進むことが出来ない泥沼になりました
そして中国に親日政権を建てられてしまうと日中満州による経済ブロック圏になり
中国における門戸開放自由市場を脅かすとみた連合による対日禁輸が行われます
日本は日中戦争のための資源の90%をアメリカからの輸入に頼っており
これを禁輸された場合、数年で戦争を続けることが出来なくなる状態でした
日中戦争勝利による親日世間樹立は日本の世論も政府も軍も後押しする政策であり
既に大量の戦死者を出したのに成果無くこれに折れるわけには行きませんでした

そこで日本は英米が対日禁輸を解除したほうが得であると判断させるべく
備蓄資源の残る短期決戦にて太平洋および東南アジアの米英軍を壊滅させ
禁輸解除と日中戦争への不介入を条件に講和させるという方針を立てました
これが日本の二次大戦の参戦、太平洋戦争の勃発です

こういう背景を見れば日本の第二次世界大戦への参戦の回避は
相当昔から方針転換が無ければ回避不可能だろうと思えてきます
そして同時にどんな国でもこのまま座しても死ぬ状況に追い込んでしまえば
ごく小さな希望にすがって無茶な博打を打ってしまいかねないのも分かります

忘れがちですが第二次上海事変までは中国とドイツは友党関係で
上海南京で壊滅した中国に見切りをつけたドイツが日本に乗り換えたのが
日本の枢軸入りの遠縁なので、そのまま中独が友好関係のままだったら
二次大戦の東南アジアの様相も随分変わったかもしれません

つまらない話

ここ暫く色々あったり現在進行形で色々あったりもして
話題にしても見る人がつまらないしうざいだろうなぁと思いつつも

自分はそういう趣味がない、理解できないからといって規制するべきだとか
何々のジャンルは利益優先過ぎるから少しは規制されるべきとか規制されればいい薬になるとか
自分に影響がないからどうでもいい、と思うだけならまだしも
影響がないけれど嫌いだから規制に賛成したりとか
同じ規制される立場で括られているのにこっちよりあっちを規制するべきだとか
誰だって嫌いなものはあるけれど、それが存在する事さえ許さないとか
寛容さがない社会とか面倒すぎるのです

今はまだ規制をする側は保守層で、それに反対してくれる層はどうしても左翼層で
何年か前に公共の福祉をやめて公の秩序に書き換える案が出た時も思ったのですが
災害なり何なり有事があって、その時に国を転覆させかねない奴がいて
だから取り締まる必要があると今でも保守層は考えているんでしょうか
そして表現規制は悪用して左翼層を取り締まることに利用されるから規制に反対するのでしょうか
思いがかみ合ってるのか、それとも過度に危険視しあってるのかわからなくなりますが
現状表現規制の問題になれば長年ちゃんと対応してきた下積みがある分
左翼活動をベースにする人たちしか対抗できていない現状があるんです

しかし右左の思惑で動いていれば結局どっちが政権を取っても痛し痒しで
こっちが緩和されるかと思えばこっちが規制、なのに政争にだけは利用されて
結局自分のような兎に角規制されるのが嫌なだけな人物は日和見になるしかなく
色々悩んで自分の不利益になるものに反対するしかない、という理念のない結論に

商売にしてる層がある以上、企業団体などでちゃんと声を上げていかないと
いつまでもこの現状が続くのでは、と思えてきます
業界に不利益な横やりが入ったなら団体としてはねのけられるような政治力を持つようにするには
左右関係なく若手リベラル層に少しずつ浸透していって気の長い入れ替わりを待つしかないのかとも
自分にできるのは、自分がやってる範囲を規制されることには反対して
多少なりともその事について何が今動いているのか程度は勉強する事か、と
なんだか身の回り程度の小さな問題に帰結してしまいました

ばかげた話

嫌がらせで掲示板に政治記事を貼る人とかが居ましてですね
両者の言い分をペーストし続けているかのようなずっと言い争いをしているかのような
微妙な荒れた雰囲気で掲示板を支配しようとする人などが居るのです
その中でちょっと面白い話が出て思った事を試しに割り込んで書いてみたのですが
反応無くて同じ話題でした、折角なのでなんかばかげた話としてここに書いてみたい

ある大物政治家さんの秘書が逮捕された話で
その秘書は政治家先生の知らないところで勝手に4億の不動産を買ってたそうです
で、その先生のある元秘書Aさんがインタビューに答えると言う構成で
Aさんは新人秘書になっていきなり先生宅の庭の草むしりをやらされたそうで
何でも先生いわく「草むしりも出来ない人間が人の上に立てるか」との事
でも先生のご家族は草むしりなどしている様子は無かったとか
先生の下で勉強をする筈が下積みだと言われ延々と草むしり
結局この元秘書Aさんは草むしりだけしかさせてもらえず辞めてしまったそうです
4億円を勝手に使う秘書もいるのに草むしりの秘書も居るなんて
変な話ですねー という記事でした
これを読んで思ったのは草むしりしろと言われてする事は草むしりではなくて
先生の政治資金なりなんなりからこっそり予算をちょろまかして業者を雇って
草むしりを先生にばれないように終わらせてしまう事なんじゃないかな?と
つまり政治資金から4億円を勝手に使って不動産を買う秘書も最初は
そうやって勉強したんじゃないのかなぁと
先生はもちろん秘書がどうやって資金を集めてやったかなんて知る必要も無く
むしろ知らないうちに望む結果を方法を問わず進めておくのが
政治家の秘書としての勉強、秘書が勝手にやった事なのです、という作り話で
実はこの記事の秘書Aは実在する人物ではなくて
馬鹿な秘書Aを政治ジョークとして笑うところまでが記事なのか?とか

出来すぎた話なので実際はただの根性論だったりするんでしょうか
織田信長が森蘭丸に自分の部屋の障子を閉めてきて欲しいと申し付けたものの
実際には部屋の障子が閉めてあって戻ってきた蘭丸に
障子は閉まっていたがどうしたか?と尋ねた話を思い出しました
閉まっていたのでそのまま引き返したり開けてくるのは命令不履行と命令違反
なので開けて閉めました、と答えたという逸話があったような気がするのですが
政治家先生も実際はあーこの新人本当に草むしりしてるよ、使えねえなぁ
と思ったりしてたんじゃなかろうかな、と
何か日本ってこうやって今まで動いてきてたんだなーとかしみじみと
高二病っぽく思うお話なのかなーというばかげた話でした
長々失礼しました 、荒らしてる人に構うのも良くないとは思いつつも思わず投稿

児童ポルノ

単純所持禁止となれば自分の持ってる清岡純子の写真集とかもアウトになるんですね

海外が厳しく日本が甘いという情報操作にだまされがちですが
日本では発禁になるような本がAMAZONで買えるのです

http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1888425172/
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1854102664/

こういう風に買えてしまいます、芸術だから、だそうです
海外では虐待の無い、児童によるポルノグラフィーが芸術として認められています
清岡純子は芸術?いえ、児童ポルノとして認定され
国会図書館でも閲覧禁止の禁書になっています

じゃあデヴィッドハミルトンはどうなのでしょうか?
海外でAMAZONで買えても日本では児童ポルノなのです
さらに今回の法律では持っていた本の破棄を求められます
単純所持禁止ですから過去に購入した本でさえ駄目なのです

準児童ポルノ論争にシフトして本来の児童ポルノ規制の方が
成立やむなしという流れになることに危機を感じます

前回の規制の際にもほぼ同じこと
(海外でアマゾンで買える本が日本で買えなくなる)
を上げましたが、この辺は結局そのまま規制に流れました
海外の一部洋画のDVDなども廃盤になりましたし、写真集も廃刊になりました
当時「この程度の規制やむなし」という論調で押し通されましたが
結局段階的にまた「規制やむなし」として押し通す気満々ではないかと思います

そうなれば、次、その次と規制やむなしで通し続け
多くのものが規制される社会になることが危惧されるのですが
それでも「規制やむなし」と思うんでしょうか?

日本における単純所持禁止は「麻薬」「拳銃」程度です
児童ポルノ(と呼ばれてしまう写真集など)にそれらに該当する危険性がありますか?
児童への虐待は処罰すべきですが、それは現行法でもすでに可能です

それでも「児童ポルノ規制」に賛成しますか?

呪術と唯物史観

何百年という長い間続いたことには呪術的な意味が宿る

例えば何百年もの間女人禁制で誰も女性が登らなかった山があった
本来無意味なその禁制行為が長く長く続くことでお呪いとして意味を成す
それはそれを信奉とまでは行かなくても多少心に留めた事がある人にとっては
破ることがなんとなく気持ち悪い、という影響を与える
信奉者にはわざわざ犯さない事が美徳である、と感じる程度には影響があるだろう

しかしこの山を女性が登ってしまった
どこかの学校の教師が女人禁制の山に対して平等に反すると抗議し
管理寺での問答のあと一旦は引き下がったものの後からこっそり登ってしまったのだ
そのときにお寺の人が確か「結界が破られた」と言った気がする

破ることがなんとなく気持ちが悪い、という結界は
この事で確かに作用しなくなったに違いない

面白いのはこれを破ろうとしたのが教師の連盟だった事
この教師たちが信奉しているのは恐らく「唯物史観」だろう

唯物史観とはそこにある物のあるがまま以外の価値を認めないことだ

例えばただの割れた碗を利休が面白いと言っただけで価値が上がる
そういう意味のない価値を唯物史観者は最も嫌う
共産主義の下に於いてはすべての碗は何cc入るか、丈夫か、原価いくらか
そういったただの物としての価値以外のものを誰かが(大抵はブルジョアジーが)付加し
(プロレタリアートから)余分に搾取するその構造を嫌う

だから共産主義ではキリストと十字架を模した木像もただの樹の塊というし
ご神木なんてのも認めない、それはただの樹である、と言う

だがしかし、無意味に見える事柄でも、余りに長く重ねられれば意味を持つ
唯物史観を信奉しない人はいくら只の木の塊と分かっていても
キリスト像を薪にくべたりしないだろう、なんとなく気持ちが悪いはずなのだ

日本でもごみの違法放置が多い場所に小さな神社を建てたらすっかり無くなったとか
簡単な木組みの鳥居や神社の鳥居のマークを書いただけでも効果があったとか
一般的にはモラルが無いといわれるだろう相手にさえその手のお呪いが効いたりする

一応名目上4千年以上続いていると言う男系天皇を廃するというのは
その手のお呪いのひとつを失うと思ったほうが良い、と思う
今迄だって女性天皇はいたが、女系天皇はいなかったのだ
今回は偶々男児が生まれたが、生まれなかったとしても、女系女性ではなく
男系女性天皇を立てて、男系男性天皇が生まれるのを待つ必要があったように思う

この手の話題をする際に今まで続いたお呪いとしての蓄積を失うことの意味のようなものに
言及しないのは手落ちかなと思うんだけど、どうなんだろうか
それとも世の中には唯物史観視点が当たり前にあふれているんだろうか?

国家の状態

某所でキューバが話題になって
社会主義と民主主義が対になっているように思われているのを見て
すごく昔ここのページで共産主義と社会主義の違いやらなにやら
いろいろ知ったけど面白くないだろうから書かないと言ったけど
多少面白可笑しく書ければなと
にわか知識なので間違いかもなので話半分に聞いてください

国の状態を表す主な要因として3軸あって

独裁主義<>民主主義
無政府主義<>国粋主義
中央計画経済<>自由市場経済

民主主義の対は独裁主義であって社会主義、共産主義ではないです
社会主義はここで言う中央計画経済の軸が計画経済寄りの国で
共産主義は社会主義からさらに無政府主義へ寄った国を指します

社会主義的な国は現代にもいくらでもありますし
実現はしませんでしたが、共産主義は最終的には独裁せず
国は資本主義的に限界に達して社会主義化し共産主義独裁を経て
民主的共産主義に至る、と共産主義者は説いていました

本来の意味での右翼左翼も、国粋主義・無政府主義の軸を指すもので
社会主義とはまた別です

例えば国家社会主義労働党、なんて漢字で書くと一見左よりに見えますが
ナチスドイツといえば国粋主義の党です
国家社会主義は国粋主義で中央計画経済です

同様にイギリスのブレア首相なんかの労働党は
社会民主主義という民主主義で中央計画経済の党です

想像してごらん、国境なんて存在しないと
なんてフレーズで有名なジョンレノンは当時左翼のくくりに当てはまらず
新左翼などといわれましたが
包括的なこの軸表に従えば左翼的、つまり無政府主義を指します

大きな政府小さな政府というのもこの軸であらわせば介入規模なので
大きい=計画経済、小さい=市場経済です

ここで重要なのはどの軸をどこに重きを置いているからといって
それが優劣をあらわさない、という事です

経済規模の小さい国においては計画経済のほうが市場経済より良い場合も多いです
計画経済は規模が大きくなると末端の多様なニーズに対応しきれませんが
小さいうちは自由市場という荒波にもまれるとあっという間に大国に潰されてしまいます
有名なチャウシェスク政権でさえ、革命10周年の時点での国民アンケートでは
60%以上の人がチャウシェスク時代のほうが良い生活だったと答えています

無政府主義と国粋主義、どちらが優れているかというのは余り意味が無いと思います
無政府主義者が国を腐らせることもあるでしょうし
国粋だからといって国のためになるかというのは別問題です
そもそも無政府主義は国を超えた全体主義ですし

独裁と民主、どちらが良いか、今でこそ民主主義を広める、といって
世界中の独裁国へ民主主義を布教していますが
国が幼い、成熟していない国にとっては独裁のほうが良い場合もあります
多くの場合独裁が世襲で続くことに弊害が多いだけで
一時の独裁は必要な場合もあるでしょう

キューバは本来の共産主義を目指す社会主義をやめてしまった国です
観光資源、人的資産の育成など公共投資を計画的に行って
周辺の資本主義国にお金を落としてもらう、という形の国なのです

本来の社会主義は共産主義に至るための途上であって
マルクスやらレーニンやらが見たら嘆くような国かもしれないですが
これはこれで十分今の世界情勢から見ればありだと私は思います

実のところ本来の共産主義思想においては独裁の世襲などありえません
最も優れた独裁者を国民から選出し、それに当てるのが正しいあり方です

ソビエトの末期において、本来の計画経済をより推し進めるために
ゴルバチョフ書記長が「グラスノスチ」といって経済の透明化を進めました
当時のソビエトは富の再分配において不透明な部分が多く
それを透明化し正しく分配し国民が納得できる社会主義を目指しましたが
実際のそれを阻んだのはソビエト共産党の利権でした

日本はかなり無政府主義的で計画経済の国でした
教育でも無政府主義的立場をとることが先進的、進歩的であるとされていましたし
経済のほうも公共投資など政府による計画経済をとる国でしたが
最近になってそれらが国粋的、市場経済的に傾いてきています

念を押したいのはどちらが優れているというわけでもない、という事です
執り行う人や国がどう動かすか、その良し悪しこそが評価される点なのです

私のような人間だとどうしてもある軸において
重きがあることが優れているような錯覚にとらわれてしまいますが
印象に惑わされないようにしなくちゃいけないな、と思ったとか思わないとか

山月記より

(おれ)は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、
求めて詩友と交って切磋琢磨(せっさたくま)に努めたりすることをしなかった。
かといって、又、
己は俗物の間に()することも(いさぎよ)しとしなかった。
共に、 我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為(せい)である。
(おのれ)(たま)(あら)ざることを(おそ)れるが(ゆえ)に、
(あえ)て刻苦して(みが)こうともせず、
又、 己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、
碌々(ろくろく)として(かわら)に伍することも出来なかった。
(おれ)は次第に世と離れ、人と遠ざかり、
憤悶(ふんもん)慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる(
・・・・
)
結果になった。 人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。
((おれ)の場合、 この尊大な羞恥心が猛獣だった。
虎だったのだ。これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、 果ては、己の外形をかくの如く、 内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。今思えば、全く、己は、
己の(()っていた((わず)かばかりの才能を空費して了った訳だ。
人生は何事をも(()さぬには余りに長いが、
何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を((ろう)しながら、
事実は、
才能の不足を暴露((ばくろ)するかも知れないとの卑怯((ひきょう)危惧((きぐ)と、
刻苦を((いと)う怠惰とが己の((すべ)てだったのだ。


「己((おのれ)
((たま)((あら)ざることを((おそ)れるが((ゆえ)に、
((あえ)て刻苦して((みが)こうともせず、
又、 己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、
碌々((ろくろく)として(かわら)に伍することも出来なかった。

「才能の不足を暴露((ばくろ)するかも知れないとの卑怯((ひきょう)危惧((きぐ)と、
刻苦を((いと)う怠惰とが己の((すべ)てだったのだ。」

ううう…

朝鮮話・嫌韓話で良く出てくる「天皇は朝鮮の血筋」って話について

公共の場では政治思想の話をすべきではない、というのにしてしまう私
平和的国家協力政策として王族同士婚姻を結ぶ事は十分ありえると思うんですけど
天皇に朝鮮の血筋が入ったといわれている時代(正確な年度は忘れましたが)
日本と交易があったのは百済であり、いわゆる現朝鮮系の新羅とは異なります
百済は新羅に滅ぼされたあと、倭国に王族が亡命しています、無論特待で朝廷に入っています
日本の桓武天皇の母親に当たるのがたしか百済の王家の血筋の筈です
百済王朝と倭国の関係は非常に根深く、同じ国だったという説までありまして
いわゆる奈良百済という朝鮮系教育では「日本を支配していた」として教えてる歴史でありますが
ありえなくも無いけどどうなのかなぁ、という状態、この頃の倭国と朝鮮は基本的に中華の属国で
基本的に中華思想の地方豪族が朝貢することで支配権を貰う形においては大した違いがなく
元々遣隋使以前の倭国は朝鮮を通して中国と交易していたので同じ国扱いもさもありなんとも
かといって倭国にも歴史書はあるわけで…同じ国だというのはちょっと無理があるかなあとも
で、朝鮮の一部の人が主張する「天皇朝鮮人説」は奈良百済の拡大解釈と
桓武天皇の母の話に尾ひれが付いてしかも正確に伝わってないで起こっている事なんですね…
高句麗・百済・新羅は中国史で言う所の三国志くらい色々あった時代なんですが
残念ながら余り詳しくないです、後高句麗・後百済・後新羅は最初の三国とは別物で皆新羅系とか
唐に攻め込んだりとこの時代、多分ちゃんと本とかにまとめたら面白いと思われる波乱の時代
最終的には後高句麗から高麗がうまれて覇権を握り、いわゆる朝鮮戦国時代は終わります

盧溝橋事件

日中戦争のきっかけになったという盧溝橋事件については知ってる人も多いと思うんだけど
なんか、近年の調査ではこれは共産党軍がしかけた国民党と日本軍を戦わせるための
工作だったという話があるらしい、また、これは初耳で驚いたのだが
日本も国民党も一旦停戦合意した、というのだ
私達の習った歴史である「日本は開戦の口実を欲しがっていた」ってのとは矛盾する
しかも停戦後に「北京から軍隊が来る」という誤報を真に受けて日本は師団を出したらしい
(この誤報さえも共産党軍による工作だったという可能性があるそうだ)
となるといわゆる日本の日中戦争への切欠は本当に事故だという可能性がでてくる
しかも事故が起こるように仕組んだのは中国共産党である、と共産党はのちに発表しているそうだ
私の思っていた「不景気による日本国民感情の軍拡路線への期待」と
「原油の輸出を止められた日本が南方資源の輸送ルートの確保の為」に引き起こした戦争という
ただ単純な図式ではなかったという可能性も出てきてしまう
実際にこの後通州事件で日本人が大量に殺され、一気に反中で日本は固まるわけで
一概に日本だけを断罪するわけにもいかんなあ、と…
今回のデモとかで死傷者が出たら通州事件の再来ですよ
日本が軍隊を持った侵略国家だったら戦争の口実を与えるようなものです

共産主義へようこそ

社会主義、共産主義とかの理想国家運営論を見てると
弱者である自分のような人間には魅力的に映るんですが
バラ氏が「弱者を食い物にするだけ、理想論はだめ」とかいうのですけど
個人的に共産主義の難点は彼の言うような中央集権による内部腐敗は元より
根本的に資源が無限じゃないのに無料で提供しようとする事に難があると思うんです
で、自分はまともな社会主義国家は「キューバ」だけだと思っています
この国は「観光」というある意味「無くならない資源」を資本主義国家に売って
外貨を得て運営すると言うコバンザメ社会主義国家です
私は今後社会主義国家が生きて行く手段は観光しかないだろうと感じています
…でもここもカストロが死んだら崩壊しちゃうんだろうなあ…最後の楽園ですかね
チェゲバラ!
わたしたちの世代は社会の地図帳の巨大な赤いソビエトの地図を知っていますが
今の世代は知らないのかと思うとちょっと寂しいですな、東西ドイツとか
ウチのおばあちゃんの兄はシベリア抑留なのでソ連には良い印象が無いようです
おじいちゃんも「ソビエトは卑怯な事をした」って言ってたしなあ…