うみねこのなく頃にとGPM23

うみねこのなく頃にをやっていると
やはりGPM23を思い出さずには居られない

GPM23は高機動幻想ガンパレードマーチというPSのゲームの設定を利用して
掲示板で行われた掲示板トークゲームです
(以後、GPMは原作であるガンパレ、GPM23はトークゲームを指します)
これはGPMの説明書にあった「世界の謎を解く」というゲーム内設定を読み解くゲームをベースに
さらに原作者と読み手を巻き込んで推論して遊ぶもので
当時GPM掲示板にはヤガミさんという掲示板管理者が居て
芝村氏から受け取った「設定資料とタイムシート」に従って
読者が訊ねた設定に対して返答をしていました

その中でトラップ0と言われるものがありました
GPM23の最初の設定である「自分たちの居る世界は第七世界という場所」
「GPMの世界は第五世界であり世界は複数の並列世界から成り立っている」
という最初の設定です

これはGPMゲーム内の世界はプレイヤが人物を選び操作することで介入できる世界で
GPMの世界はループしていてそれをプレイヤが介入することで解放した

というGPMの設定をベースにしています
ところがこの設定は、グッドエンドを終えたGPMを再びプレイすることで崩れます
解放されたはずのGPMの世界はまた最初からプレイできるのです
それは「ゲームだから」と言う前提に立てば当たり前なのですが
世界の設定としてはおかしい事になります

GPM23の最初の疑問は「解放したはずのGPMの世界は何故再プレイ出来るのか」です

馬鹿な話だ、ゲームだからだ、と答えた人に対して芝村氏は残した問答集で
「それはトラップ0によるゲームオーバーです」と答えるように残していた、とヤガミ氏は答えます

何故解放された第五世界は再びループするのか、を真面目に考える
それがあの掲示板で最初のトラップ0を抜けて論議を始める為の大前提でした
その前提に立ちいくつもの設定を読み解こうとする、それがGPM23というゲームなのです

これはうみねこにおける「解けるか解けないか」の大前提に似ています

あのGPM23のゲームの一応の大団円を迎えた中で、最初のトラップの答え
つまり「なんでGPMをクリアした後でも再びGPMを遊べるか」の答えは
「GPMはゲームでしかないから」でした
しかしその答えに至るには幾多もある謎かけをきっちりクリアしないと至れません

解けるか解けないかの大前提を放棄する人物はゲーム盤に着けない
しかし、結果として「うみねこは解けない」があり得るかもしれない

GPM23に於いて第五世界も第七世界も現実に存在する世界で、世界同士は時差があり
あの日自分たちが第七世界で謎解きをしていた頃、現実の第五世界は99年であり
GPM23の最終日と言われた期日に、第五世界は5月10日を迎えていた
GPMと言うゲームは芝村氏が将来起こる第五世界を予想して模して作ったゲームで
実際には第七世界にも第五世界にも世界間介入者は存在しない
シミュレーターの第五世界を遊んでいたプレイヤがその仕組みに気づくこと
プレイヤが世界の仕組みに気づく事で世界同士の均衡が崩れ、第五世界に影響が出る
それが芝村氏がゲームを作った理由だった

全く同じ構造にはならないでしょうけれど
「うみねこ」は解けない、解けないが解こうとすることに意味があり
それがうみねこをなく頃にを作った理由だった
と言う構造で終わることもあり得るかな…と

余談
GPM23が終わって暫くして、多重世界を渡り歩いていた芝村氏は第七世界に戻り
ヤガミ氏は芝村の名を引き継いで第六世界の絢爛舞踏祭へ旅立っていった
そして第七世界の芝村氏は、ヤガミ氏が言い残していた芝村氏を越える事が出来なかった

又聞きだがひぐらしのエンディングに対して竜騎士氏が
後だしの情報で物語を再構築してそれが正しい物語だ、といって認められるのは
その後だし物語が面白くて納得がいく物語だからでしかないと語ってたらしい
それがまかり通ってしまう以上別の作者が「もっと面白く筋の通った別の結末」を描いたらどうなるのか
原作者が作ったからと言って、その後だし物語を封じ込められるかどうかは原作者の力量でしかなく
本来の意味での推理というのはそういう後だし物語はあってはならない、みたいなことを言ってたらしい

最後の一文は置いておいて
原作者が作った「後だしの物語」が面白くなかった場合は認められない
と言うのはまさにその後の芝村氏を指しているように思えてならない
結局のところ、GPM23の時のヤガミ氏が語っていた芝村像と芝村の残した物語を
現実に戻ってきた第七世界の芝村氏は超えられなかった
ヤガミの語った芝村像が犯してはいけないようなミスをしてボロを見せたりした
つまるところそれは現実の芝村の限界だったのだろう

物語的に考えれば、彼はヤガミを第六世界に送り出したことでもはや芝村では居られなくなったのだ

実際には「病弱で掲示板の管理のみを任されていたヤガミ氏」なんてのは存在しないだろうし
「彼に渡された芝村の資料」だって芝村氏他の設定要員が考えてリアルタイムで更新していった物だろう
でもあのGPM23を遊んでいる時、確かにそこにあった

第七世界に撒かれた可能性の種は、結局絢爛舞踏祭を迎えられたのか
芝村氏が後進を育成してゲーム業界に送り出していく事が多次元世界への介入だったのだろうが
結局あの世界は第七世界の芝村氏の手では介入できなかったのかもしれない

自分はGPM23には参加したが大絢爛舞踏祭には参加しなかった
大絢爛舞踏祭は成功した?ようなのでその辺に齟齬があるかもしれない

ネオランガ夕姫ジョエルpeggingアニメとdogstyleの静止画

Win7対策にIntuos 4を買ってしまいました 640 K1の方です
出費が辛い…
これでまた3D以外で落書きネオランガとか描けるようになりたいです

 neoranga_pegging02l.png

前に作った近いポーズは4:3だったので16:9でリメイク
16:9って結構難しい、ペギング!

ムービーとswfファイルはこちらから
neoranga_pegging02

そしてまた新作を作りながらモデルを調整してみる
尻ボーン関係を整えてみつつドッグスタイルに挑戦してみた

 neoranga_dogjoel02.png

どうでしょうか?エロイですかね
動かすのを想像してみたけど大変そう
でも頑張って作ってみたい

BlogWrite実験ほかWindows 7とか

編集画面への画像D&Dは出来たみたいだ
アップロードしたファイルはUbicastのような日付時間名じゃなくて
tm_jlKWe4zcj1yYWorNkeCMiJDtgsmUc4Lqgukとかのハッシュか何かからのランダム名
一応サムネイルがtm_から始まるので投稿画像一覧からサムネイルをはじく事ができた
Windows7でUbicastBloggerが使えない以上BlogWriteを使っていくしかないかな…
無料版だとソースの編集ができないですがUbicastでソース編集していた場面では
今のところBlogWriterならソースをいじらなくても変更可能な様子

navy004304.jpg

最小化したウィンドウが仮想画面マネージャ上に戻ってこなくなる時がある
そんな時タスクバーのタスク右クリックからウィンドウの移動などがあったのが位置変更
タスクバーのタスクウィンドウサムネイルを右クリックになっていた

psicon.dll aiicon.dllが32ビットdllの為エクスプローラなどからPSD AI EPSなどのアイコンが
画像サムネイルが見れないというのはx64対応の代替ソフトを発見

http://mysticcoder.net/MysticThumbs/

インストール時に「互換バージョンで実行」でVista64相当にしないと入らない気もするけれど
ちゃんとエクスプローラからサムネイルが見れるようになった
7のエクスプローラはアイコンサイズが動的に変更できるのでその辺のビュアーより便利
AVIとかでもサムネイルが出ます

PhotoshopCS4でドロップレットを作成してもなぜか実行できない
バッチ処理もマウス操作をしてると稀に失敗が混じる様子
MediaPlayerClassicHomeCinemaでループ動画を再生すると最後の1コマが欠ける、XPで再生すると問題ない
あとWindowsMediaPlayer12で再生すると色味が変化してしまうのがある
カラーマッチングに対応してるのか?
TMPEGENGからの出力なんだけどどこでマッチングさせるのかが不明

デスクトップにネットワーク先にあるフォルダへの
ショートカットを置いておくといつの間にか消えることがある

ネットワーク瞬間断線があるらしくXPでは大丈夫だった
ネットワーク先の実行ファイル常駐で
アクセスが出来なかった旨が出て落ちることがある

自宅のプリンタがIPSiO GX3000なのだけれど今のところWindows7で使えない
Vista64ドライバではスプーラが落ちてしまう、スプールしないモードでもダメだった

本格運用までに色々実験しておきたい

Ubicast bloggerに代わるものを探す BlogWrite無料版

山本五十六艦隊決戦に敗れる.png

編集画面への画像ファイルD&Dが対応してない?
一応今まで通り/media/にファイルアップ可能なようなので
右リストにあるblogに投稿された画像一覧を弄れば
サムネイルを抜けるかもしれない…ファイル名を試す実験投稿

画像は友人とHoI2の通信協力モードで日本で遊んでいたときに
アメリカの艦隊とぶつかった山本五十六の艦隊が大打撃を受けたシーン
この時点では旧式になりかけの艦隊だけれど空母の赤城、加賀と戦艦長門が沈んだ
生き残ったのは陸奥、沈めたのは空母のハンコック、ホーネット、ヨークタウン
戦艦ネヴァダ、輸送艦は無人だったので助かりました

Windows 7 Professional (x64) RTM をインストールした

コミケ明けにMSDNに入っている友人が7のRTMをくれたので
メインマシンが調子悪かったのを機にインストールした
最近のWinはライセンスキーを入れなくても30日x3の試用ができるので
2か月位で製品版が出ればそのまま移行可能
メモリ9GのXPでRAMDISK6G状態だったので少し早めに入れてみた

コンテキストメニュー拡張系アプリが仕様変更で使えなくなりました
XPの拡張メニュー系アプリが使えません
一番痛いのはずっと使ってきたContextViewerが使えないこと
画像ファイル右クリックでプレビューが出るのが便利でした

OutlookExpressが無くなったので一番近そうなのを探したら
ThunderbirdPortableが良さそうでした、
ディレクトリで完結しているので
ネットワークドライブに置いておいて複数PCからメールチェック可能

SPICONとかはOSが自分でアイコンを描画するようになったので
非対応でも結構平気そう?です
Winが標準で見れないタイプの画像は辛いけどPSD AI辺りは
フォトショなど入れた後でレジストリいじれば可能の様子
情報はこの辺から探せそう

音声の出力を入力に回す方法はこちら
XPのHDDのファイルをそのまま利用した時に所有権限がない!と言って警告が出るのは
一旦拡張コピーなどでセキュリティー情報を消してコピーすれば大丈夫

VirtualPC XP modeのAll UsersのプログラムにD3DWindowerを登録すると
WindowsXPエミュ上のDirectXアプリ窓を7のシームレスウィンドウとして表示可能
ただし統合モードだと16bitカラー固定
VirtualPCモードで統合offにすると解像度やカラーを変更可能
しかしウィンドウ外へマウスを出なくするモードが不明
VirtualPC2007の時は右alt押すまで出ないように設定できたのに…

RTMの試用期間の延長

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070220_extend_vista_trial/

Windows7とXPのデュアルブート
http://osugi.jounin.jp/windowsvista/vistatips_02.html#n3
XPから「bootsect /nt60 all」を実行するためには
入ってるのがx64でもx86のCDが必要

追記:何故かntldrがコピーされてないみたいなのでXPブートに失敗する
自分でブートドライブにXPのCDからntldrをコピーすれば解決

Windows7のオートログインは
「ファイル名を指定して実行」からcontrol userpasswords2で
コマンドプロンプトから実行してると設定してもできない上に
両方で指定してるとおかしくなるのでコマンドプロンプト側を戻してから
ファイル名を指定して実行で可能

IE7Proの右下ステータスバーアイコンがIE8で出ないのは
機能からIE7Proのアイコン表示領域を広げるで表示されるようになる

SCSIスキャナのES-6000HをUSBから使用していたのは
U2SCXとES-6000Hのx64ドライバがあったので無事移行できました
ScanSnapS510が不明、あとWacomの古いシリアルタブレットも不明
USBタブレットを買うしかないのかな…自分はBanbooで十分?Intuos4にすべき?
7の正式版と出費がぶつかるし実は中古のWZR-HP-G300NHを購入してすぐ故障してまして
それが有償修理に出せるかどうかも微妙中…

NavyFieldが微妙対応で遊ぶ時用にデュアルブートにしたので
そっちで絵を描くというのもありかな…もっともここ年単位で絵を描いてなかったのですが
最近ランガ絵を描こうと思って資料にDVDをエンコしてHDDに移してた所だったので寂しい

そっち系でもAVIUTLがWindows7にしたらx264エンコーダエンジンのオープンに失敗と言うようになって
ちょっと悩み中、ntdll.dll の アドレス 0x0002de64エラーとか…

と思ったらubicast Bloggerが使えない…Vistaの回避法だったアプリイメージをコピーでも
ファイルアップはするのに記事の投稿まで進まずに帰ってきちゃう…
このソフトは便利だっただけに厳しい…

アニメのうみねこ見た

5話で1エピソードなので凄く駆け足、せめて6話欲しい…
アニメ版五話まで見たところで原作未プレイで
分かりづらいと友人が言っていた部分を自分なりに説明してみた
アニメ版が進んだのでネタばれ解禁

アニメ版で言う5話Bパートのお茶会シーンは原作でのあとがきに当たる部分です
うみねこ第一章はごく普通のホラーサスペンスとして書かれているのですが
結局犯人も事件の全容も分からず数年後に海岸で発見された
六軒島のボトルメールに書かれた話として事件が伝えられて終わります

で、そこで「終」と終わった後、「あとがき」を読み始めると
作中で出てきた人物たちが事件に対しての見解を述べていくというシーンが始まります
「ひぐらし」でも同様に楽屋話っぽくこの手のあとがきが書かれていたのですが
読み進めていくと段々雰囲気がおかしくなり、読み手の違和感の代弁者として
戦人が魔女は居ないと口にし、とたんに魔女が現れてお茶会の人物たちが次々に死んでいきます
魔法で生き返った人たちは魔女を否定すれば死んでしまう
ここでお茶会とは従来と同じ「後書き」ではなく物語の続きでありメタシナリオシーンである事が明かされます

彼らの「身内を疑いたくなかったから魔女を信じた」「戦人には真実を暴いてほしい」との言葉で
読者の代弁者である戦人は今回の事件が魔法などではなく、トリック殺人であった事を暴くと宣言し
そこで「続く!」と次の章に入るという後書きで急展開するという引きシナリオなのです

二章ではこのお茶会の席が物語中の戦人を魔女が召喚したという設定の物語内物語であり
二人が再び最初から事件を眺めながらトリックか魔法かを検証していくという
「物語」「謎解き」の並列の構図である事が明かされます
なのですが、テレビ版だと全然分かりませんでした

好きなジャンルに「メタ物」と書く位メタシナリオ好きなので凄い楽しみにしているのですが
取りあえずアニメ版5話まで見たら無料のうみねこ原作エピソード1をダウンロードして
お茶会の後書きだけでも読んでみてもらえると原作でのあとがきから始まる
嫌な雰囲気と違和感、焦燥感から急展開による引きが分かってもらえるかと

http://07th-expansion.net/umi/soft/umi_taiken_r.htm

アニメ版より冗長的な部分が目立ちますが、後書きについては流石にアニメ版が足りなさすぎるので
アニメ1~5まで見てちょっと興味が沸いたら原作の後書きを見てみる、というのも良いかなと

この「物語」「謎解き」の並列シナリオの構図は一章最後で現れて二章もそう進むのですが
一章では12時を回るまで現れなかった魔法の描写=12時からの黄金郷というあとがき内物語の構図が
二章では並列になることで物語と謎解きの境界を曖昧にし、次第に侵食し始めます
しかも魔法の描写が二章では「戦人が見ていない」場所では行われるようになり
二章の最後にとうとう物語の戦人の前に魔女が出てくる事で
章を進めるごとに魔法が物語を侵食していくという構図にメタ視点シナリオの妙があり
エピ1>2>3と進めていく毎にそれが尖鋭化していくのです

と言う訳で謎解きよりもこの構図が好きだったりします
メタ視点話ではRPGとかではゲームが「プレイヤ」の存在を意識させたりと結構多いのですが
アドベンチャーでは意外に少なく、かなり集めたもので面白かったのは
YU-NO、EVER17、2nd LOVE、書淫、好き好き大好きフロレアール、sense off
辺りでしょうか?EVER17は叙述トリックがなかなか良いのでお勧めです

局所的にはソリッドスネークの「今すぐ電源を切りたまえ!」とかもメタ表現ですよね
まだプレイした事がなく評価の高い「MOTHER」をいずれやってみたいですね