私が彼を殺した  東野圭吾のネタばれです
ずばり犯人の話なので、まだこの作品を読んでいない人は気をつけてください

検索エンジンで探してうっかりぶつかった人対策でしばらく文を飛ばしてから、反転で書きます

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以下、反転させてください

神林兄は未遂、直接的な死亡理由は駿河のすりかえたピルケースに入っていた薬によるもの
兄は恐らく妹がトイレに立ったときに薬をビンに入れたのでしょう
そうでないと後で受け取った薬を使ってない理由が弱くなります
彼が殺意を我慢できたのはなんてことはない、すでに薬をしこんでいたからで
でなければもっと強引にでもピルケースに薬を仕込んでいた筈です

そしてその一錠は(恐らく気付いていた)妹がピルケースに入れたのだと思います
しかしそれはそのまま使われず、二段仕込みをしていた駿河によるすり替えで
穂高に実際に使用された薬が入っていた元妻のピルケースと入れ変わったのでしょう

兄との関係を終わらせるために利用した穂高が邪魔になったのか
不倫を知ったせいかは分かりませんが、気付いてながらそうしたんだと思います
何度も香織にチャンスを与えるそぶりをしていますし
他にも怪しい妹の行動がありますが何よりお兄ちゃんの直感は信じたいです
最後の兄の言葉どおり「犯人が誰でも良かった」んだろうと
誰かが殺してくれさえすれば良かった、という意味なんでしょう

神林美和子の章、があれば妹の真意が分かるのでしょうが…



その後ネタばれページなどを読んで分かったのですがこの回答だと
確かに「付いてるべき指紋がついていない説明がない」ですね…
ペア物があったことは加賀刑事が知り得ない情報だっただろうというのも
言われるような東野圭吾のミス?なのでしょうか…

その後、解説サイトを色々読んでいると面白い記述がありました
http://www.soma.or.jp/~momma-n/mistery/higasino/report/WatasigakarewokorositaReport.htm

駿河が神林に渡した薬は「ただの鼻炎薬」だった、というものです
これにより、かなり無理をしてピルケースを交換した理由と
香織に薬をもう一度取りに戻ったのかと指摘されたときの逆上の自然さを説明できる
つまり香織が二錠目を持っていた、とするものです
神林ビンに薬を入れる>妹それをピルケースへ>駿河ピルケースを交換>香織薬を交換
最後に薬を入れる際に香織の指紋がピルケースに付いたからあるべき指紋がない事もない
香織の「あたしが彼を殺したのだ---」もこれで説明付くようです

結局4人とも犯罪を行ったが直接殺したのは香織、これがすっきりするような気がしました
西口絵里の指紋がない事が説明できないことと、加賀刑事が勘違いしている事になる?こと
その辺すっきりきませんけど…加賀は名探偵というのが崩れてしまうのが
加賀が二つのピルケースに気付ける場面があったかどうか、が結局分からないままですし

これもEVEよろしく作者が意図してるのか分かりにくい物語が発展しています
本当のところは東野圭吾が知るのみ、袋とじヒントが彼の監修をえてるなら
東野圭吾のミスということになるのでしょうか…

追伸、上の解説サイトいわく
兄は妹が結婚式をあげ終える前に殺さないと意味がない(妹を奪われてしまう)ので
一番時間的に切羽詰っていたはずだ、というのも確かに気になっていました
ロシアンルーレットでは間に合わない
前日の薬ビンへの仕込が確実じゃないのに薬を使っちゃうという勿体無さというか
たしかに確実に「明日までに」殺さなくてはいけない兄の説明ができないですね…
もしかしたら妹が共犯たりえる事を心のどこかで気付いていた…とか?